歯科技工・補綴

歯科技工部門

 当院では、院内に歯科技工室を併設しております。歯科技工室では、歯科医師からの補綴物(差し歯等)、義歯(入れ歯)等の作成依頼に応じて、資格を持った歯科技工士が作製を行っております。院内に併設されていることで、歯科医師との綿密な連携が取れ、患者様お一人おひとりのお口に合わせた補綴物を作製できるように努力しております。

補綴

現在の保険診療では上下の犬歯(糸切り歯)まで、表面が白色の冠(かんむり)を入れることができますが、それより後方の歯は銀歯になってしまいます。
保険診療で被せる前歯はレジン前装鋳造冠といい、銀歯の表面に白いプラスティックを貼り付けた構造をしています。そのため白い前歯という体裁は整いますが、よく見ると差し歯であることが他人からも認識できます。
最近は口元を白く綺麗にしたいという要望をもった患者さんが増えており、それらに対応したさまざまな治療方法があります。
当院で行っている代表的な審美治療を紹介します。

(1)ラミネートベニア

「ラミネート」は「薄い」、「ベニア」は「張り合わせる」という意味で、その名の通り歯の表面を薄く削りセラミックを貼り付ける方法です。
この方法は歯の表面のエナメル質しか削らないため、痛みも少なく歯への侵襲もすくなくてすみます。
漂白では白くできない歯、薬による変色歯に適しています。
歯肉退縮などがあれば、将来的に唇側マージンが露出することもあります。治療期間は、唇面削合後3週間程度です。治療回数は、唇面削合後3~4回となります。 料金は66,000円(税込)です。公的医療保険が適用されない自由診療です。

(2)陶材焼付鋳造冠

一般的にメタルボンドと言われています。
金属の冠に陶材を盛り上げた構造をしており、陶材の性質上色調を合わせやすいです。
以前より用いられており、適応範囲はとても広いです。
歯軋りが強い方は表面が欠けることがあるため、事前の診査が必要です。
近年、メタルフリーの冠(オールセラミッククラウン)に変わりつつあります。歯肉退縮が進むと黒い線状のもの(ブラックラインと呼ばれる) が歯頸部歯肉を通して見えることがあります。治療期間は、コアセット後2週間、治療回数はコアセット後2回ほどです。料金は110,000円(税込)となっています。公的医療保険が適用されない自由診療です。

補綴の料金について

ラミネートベニア 66,000円
陶材焼付鋳造冠 110,000円

※税込価格表示です。
※料金は目安です。個人のお口の状態によっては変更になる場合がございますのでご了承ください。