伊東歯科口腔病院基本方針

理念

歯科医療を通じ、健康生活に奉仕する。

モットー

奉仕・友愛・向上

基本方針:5つの誓い

・ 地域の方々の健康生活への奉仕
・ 救急医療から外来診療、入院診療、訪問診療まで医療・保健・福祉・介護の一貫した実践活動
・ 先進医療の導入
・ 質の向上をめざした教育研修活動を行う
・ 職員が施設と共に成長できる、働きがいのある職場風土を育む

活動方針:18本の柱

当院の活動方針に関する問い合わせは下記までお願いいたします。
 【医療法人伊東会 伊東歯科口腔病院 代表】
  FAX:096-341-1130
  E-Mail:dent-maxi.hosp@itoh-dh.or.jp

01:地域における歯科医療の担い手として―むし歯・歯周病の撲滅へ―

人間は一番奥の歯の「親知らず」を含め32本の歯を持っています。その自分の歯を80歳になっても20本以上残しましょう!という「8020運動」が推進されています。
当院のスタッフは地域の皆様がこの目標を達成するために、若い時からむし歯や歯周病に対して正しい知識を持ち、歯や口腔の健康を保てるようにサポートしています。 従来の「医者におまかせ医療」から患者様にも治療に参加していただく「参加型医療」を目指し、治療→ホームケア→定期的なチェック→健康づくりのサイクルを支援しています。
特に生活習慣病である歯周病には、指導ー初期治療ー外科療法ーメインテナンスのサイクルが大切です。
また、歯周病の予防には正しい歯磨きと数ヶ月ごとの歯のメインテナンスが必要です。当院ではそのような歯周病予防のサポートも行っております。 日本では平均寿命が伸び、高齢化社会を迎えています。その中でQ.O.L.(クオリティー・オブ・ライフ)という言葉に代表されるように、 質の高い生活を維持するためには 、食生活、つまり歯や口腔内の健康が保たれて、おいしく食事ができることが、一つのポイントとなります。 まずは歯・口腔内の健康を維持していきましょう。

02:医科・歯科との病病連携・病診連携 -麻酔科併設-
03:優しい・安心・安全な歯科治療の実践を目指す

高齢および超高齢社会が進む日本において、患者様も多くの基礎疾患を持っていることが多く、 また歯科疾患が全身疾患をおこしている例(たとえば歯周病の母親が低体重児を生むなど)も散見されております。 歯科治療で当院を訪れる患者様にも同じようなことが認められております。 最近では抗血栓療法による出血傾向、糖尿病による易感染状態を持った患者様も多くおり、そうした患者様に安心して治療を受けていただくことが重要であると考えます。 そのため当病院では2009年4月1日より麻酔医の後藤倶子医師(元中央病院麻酔科部長)をお迎えし、基礎疾患を持っている患者様に対して十分な精査を行い、 異常については速やかに対処できるように致しております。また全身麻酔の患者様全例および有病者の患者様に対しましては後藤先生の術前診察をお願いし 安全性の向上を行っております。急変時の対応についてもスタッフ一同BLS、DCLSを基礎に院内救急体制の整備を行い、 また他医療機関と連携を持ち速やかな対処ができるように準備致しております。 このように当病院では歯科のみならず、医科との共同診療で歯科治療を行えるようにいたしております。

小児の診療中(後藤倶子麻酔科医師) 研修歯科医指導
小児の診療中
(後藤倶子麻酔科医師)
研修歯科医指導

04:連携歯科医との共同歯科診療の推進

 医療法人伊東会 伊東歯科口腔病院では、かねてよりかかりつけ歯科医の先生方からのご紹介患者様の入院や外来処置に対し、院内歯科医とかかりつけ歯科医による連携治療を行っております。2009年7月1日より開放型病院として、2010年3月1日には地域歯科診療支援病院として認可され、二次医療機関として地域医療の向上を目指しています。
 開放型病院における開放型病床とは、当病院の施設・機能開放の一環として、病床の一部をかかりつけ歯科医の先生方に開放し、当院の歯科医と共同して診療を行うものです。患者様にとって入院するということは大変心配で不安なものです。またかかりつけの先生は患者さんの病状だけでなく、普段の様子や生活環境など診療に役立ついろいろなことも知っています。そんな理由からかかりつけの先生方に自由に病院においでいただき、お互いに情報交換し、治療の方針を相談できるシステムが開放型病床です。 外来診療においても開放型外来として、かかりつけ歯科医の先生方に病院の施設や機能を利用していただき、一緒に診療しようという制度です。 病院の歯科医師は主治医として、かかりつけの歯科医は副主治医として共同で患者様に対して最善の医療を提供できるように考えています。救急処置目的で来院された患者様は、ご希望に従い居住地区の病院の連携歯科医の先生を御紹介させていただきます。 地域医療連携医の登録については、下記のリンクより地域歯科連携のご案内をご覧になってください。

地域歯科医療連携のご案内

05:口腔外科疾患への対応~二次医療機関をとして~

歯科医師を養成する歯学部の教育は細分化されていて、保存学(主にむし歯、歯周病の治療)、補綴学(主に義歯=入れ歯の治療)、 口腔外科学(炎症や腫瘍、嚢胞、顎関節疾患に対応)、矯正歯科学(歯並びや顎の対向関係に対応)、小児歯科学などに分かれています。
しかし開業すると設備やスタッフの関係からどうしても、保存治療、補綴治療が主になってきます。口腔外科的疾患への対応や矯正治療は専門機関へ紹介し、 病診連携、診々連携をとることが、歯科医療提供の立場から勧められています。
当院には日本口腔外科学会の指導医をはじめ、専門医など専門家と呼ばれるスタッフがいますので、地域の歯科医師や、 一般医師の方々からも紹介を受け、口腔外科疾患の治療に当たっています。 平成29年度は325歯科医院、120の医科医療機関から3070名を超す紹介を受けています。地域の先生方との病診連携を今後も推進して参ります。

手術室にて外科手術中 手術室にて外科手術中
手術室にて外科手術中

06:顎・顔面・口腔領域の救急医療の確保

救急医療は「医療の原点」との認識から当院では1983年以来、1日24時間、1年365日の救急歯科医療体制を維持しています。 処置内容としては歯痛を主訴として来院する患者さんが多いため、う蝕処置など一般的な歯科治療が多いのですが、 その後は、地域のかかりつけ歯科医の受診を勧めています。その他重度な炎症に対する消炎処置、外傷などの口腔外科的な処置を要する患者さんが受診しています。 近年は交通事情の多様化から交通事故をはじめとする外傷患者が増加しています。 それに比例して熊本県下の救急病院に搬送された外傷患者の顎・顔面・口腔領域に対する診断・加療目的での往診の依頼、 あるいは当院への転院も増えてきました。当院の救急医療に対する貢献が認められるところとなり、 平成11年度熊本県知事表彰、平成12年度厚生大臣表彰の栄誉をいただくことができました。 今後もさまざまな救急医療ニーズに応えていきたいと考えています。

救急患者(外傷)の口腔内写真と顔面

07:矯正歯科治療の充実

矯正歯科ではどのような咬み合わせの異常を治療するのでしょう。

まずは乱杭歯です。特に現代の若年者では、顎が徐々に小さくなる傾向が認められ、永久歯の萌出する場所が少なくなるためにおこり、 正しく咬めないことばかりでなく、虫歯や歯周病の原因にもなっています。
次に上顎前突、下顎前突です。これはいわゆる出っ歯や受け口といった咬み合わせで、 乱杭歯同様に正しく物が咬むことができないことや、 他にも顎の関節に悪影響を与えたり、 発音がうまくできないといったことが起こる可能性があります。
この他にもいろいろな不正な咬み合わせがありますが、これを正しい咬み合わせにする治療が矯正歯科です。 治療期間は咬み合わせの状態、年齢によって2~3年またはそれ以上かかることもありますが、正しく咬み合わせることができるということは、 生涯にわたっ て非常に重要なことです。
当院では診査・診断から治療、メインテナンスに至るまでの包括的矯正治療を行っています。 さらに骨格性の困難な症例には、外科的顎矯正手術を行っています。
診療日は全平日、土曜日および月2回日曜日となっております。矯正歯科の簡単な説明ではありますが、何か質問・相談がありましたら 当院へ来院、または連絡をお待ちしております。

08:顎変形症に対する外科的矯正治療の推進

不正な咬み合わせに、顎骨の過成長、劣成長を伴う骨格的なものがあります。
例えば、上下の顎骨が前後的、あるいは左右的に調和がとれていない状態です。 これらを顎変形症といい、具体的には骨格性の下顎前突(受け口)、 上顎前突(出っ歯)、開咬(前歯が咬み合わない)、および顔面非対称があります。
不正咬合は審美的に劣るといったことや、咀嚼・嚥下・発音などの口腔機能障害、 虫歯や歯周疾患の原因となるなど、問題をもたらします。 このような場合の治療は歯列矯正治療だけでは治すことができせんが、 外科手術を併用することにより、顎骨を調和のとれた位置に移動するとともに、 咬み合わせおよび顔貌の改善を図ることが可能です。
これを外科的矯正治療と言い、手術は全身麻酔下で口腔内から行い、 通常10日~2週間の入院が必要となります。
当院においては、この治療法を昭和51年から導入しています。
当院は更生医療指定機関ですので、このような顎変形症に対しては、 手術、入院だけでなく、手術前・後の歯列矯正治療も健康保険が適用されます。 健康保険の適用により 本人の負担は2~3割となり、従来よりも経済的負担は軽減されています。ご質問などありましたらお気軽にご相談ください。

09:顎関節症への対応

大きく口を開けたり、閉じたりする時に「カクッ」と音がしたり、痛みを伴ったり、口が開きづらいといった症状の経験はありませんか?それは、「顎関節症」の可能性があります。
顎関節症は、大きく以下の5つに分かれます。

1.咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)・・・・・・・・咀嚼筋が痛む、筋・筋膜性疼痛症候群など
2.顎関節痛障害(Ⅱ型)・・・・・・・・顎関節が痛む
3.復位性顎関節円板障害(Ⅲ型)・・・・口を開けたり閉じたりするときに「カクッ」と音がする
4.非復位性顎関節円板障害(Ⅲ型)・・・口が開きにくい、あごが引っ掛かった感じがする
5.変形性顎関節症(Ⅳ型)・・・・・・・X線写真で骨の変形を伴う

原因はさまざまであり、食いしばりや偏咀嚼(片咬み)、急激なストレス、悪い噛み合わせ、あごの酷使(大きな口を開けた、硬いものを噛んだ)、外傷(あごを強く打った)といったものが多いと思われます。
治療法は、症状やX線画像の所見に応じて、以下のような治療を行っていきます。
● 鎮痛剤や筋弛緩剤(筋の緊張を抑える薬剤)の処方
● 筋のマッサージやストレッチ、マイオモニター(電気刺激で筋の緊張を和らげる)、
  マニピュレーション(徒手誘導法)といった理学療法
● スプリント療法…マウスピースを使用して顎関節と咬合の安静をはかる
● パンピングマニピュレーション…顎関節に注射を行い、内部の洗浄や薬剤の注入を行う

顎関節腔内の線維性癒着(内視鏡所見)

10:インプラント治療の充実

近年、歯牙欠損部に対する補綴法としてインプラントによる修復が行われてきており、 予知性の高い治療法として認識されるようになってきました。 当院においても1978年よりインプラントを臨床応用し、35年を経過しました。
1995年4月からは、インプラント専用の手術室を設置し、スムーズなシステムが確立されました。
1988年まではセラミック製インプラントを、1989年からはチタン製インプラントを使用し、2017年度は237症例、363本を植立しました。
これはインプラント周囲組織の歯周病学的観察とX線学的観察を1つのテーマとしてとりあげ、 定期的なリコールによる観察によって、 インプラント周囲組織の環境を経時的に、かつ客観的に評価し、 それに基づいた治療、指導管理を常に実施してきた結果によるものと思われます。
ここにも「患者様参加型医療」のすばらしい成果をみることができます。 詳しい研究報告については、学術発表のインプラントの項目を参照していただければ幸いです。

インプラント前 インプラント植立後 デンタルX線写真
インプラント植立前 インプラント植立後 デンタルX線写真

 インプラントとは無くなった歯の部分の骨に人工の歯根を埋め込み、 その上に人工歯(上部構造)を取り付ける治療方法を言います。 入れ歯とは異なり固定式なので、 違和感も少なく自分の歯とほぼ同じような感覚でかむことができます。 最初に口の中の状態を模型・レントゲンなどで詳しく診査します。 それをもとに治療方針を決定し、手術を行います。骨とくっつく期間(約1~2ヶ月間)をおいた後、 型をとり上部構造を装着します。 治療期間は口の状態にもよりますが、通常インプラント手術から3ヶ月前後、 骨の移植を必要とする場合は6ヶ月~約1年程の期間がかかります。 歯を抜くときと同程度の麻酔でインプラント手術は行え、 手術中においては歯を抜く時よりも痛みを感じることは少ないと思われます。 手術の内容によっては腫れを伴うこともありますが、手術後2~3日を過ぎると、腫れも落ち着いてきます。 インプラント治療費は、現在保険適用されていませんので自費治療となります。 当院においてはインプラント術前検査(CT撮影、診断など):約8万円程度、 インプラント歯根部:約20万円程度/1本、砕片骨移植・管理料約4万円程度、インプラント上部構造:約12~20万円程度/1本が必要となります。 インプラントを長持ちさせるには、毎日の歯磨きと定期的な歯科医院でのメインテナンスが大変重要です。 定期的にインプラントの検査や口腔内の清掃などを行うことで、自分の歯のような機能をもちながら20年以上でもおつき合いしていくことが可能です。

11:悪性腫瘍に対する診断、治療後の機能再建

 口腔内にも癌腫、肉腫、といった悪性腫瘍が発生します。口腔内の病変は直接、視診、触診が可能なことから早期発見が可能であります。疑わしい病変については、経過観察の上、確定診断を行うこともできます。
 当院では早期発見の後、熊本大学医学部歯科口腔外科をはじめ、専門の医療機関に紹介し、処置ならびに手術が終わった後は、当院で機能再建に努力しています。
こうした分野を顎補綴と称しますが、主に癌などの悪性腫瘍の手術後や口唇口蓋裂などの奇形、外傷などで生じた実質欠損を補綴処置によって形態的、機能的に回復することであります。患者さんは摂食・咀嚼・ 嚥下・発音などの機能障害や高度の審美障害、さらにこれらによって惹起される心理障害により、社会復帰が困難になるおそれもあり、リハビリテーションの面からもこれらに対する補綴処置が重要な意味をもつものと思われます。
 当院では大学の耳鼻科、口腔外科、補綴科とのチームアプローチにより、これらの患者さんの主として術後の顎補綴治療にあたっています。困難なケースが多い中、患者さんとともに話し合いながら、少しでも良い状態で社会復帰ができるようにと、日々努力しているところです。

12:訪問歯科診療

 超高齢化社会を迎え、自宅や介護施設、病院からの歯科訪問診療の需要がますます増加しています。当院でも平成4年5月より地域のニーズに応えるべく歯科医師1名、歯科衛生士2名の訪問歯科チーム、1チームを発足させ活動にあたってきました。 2018年4月には、月曜日~金曜日に2チームから3チームの歯科訪問診療チームが活動、さらに歯科衛生士3名で口腔ケアを中心に活動しています。 歯科訪問の依頼内容としては、義歯関係、齲蝕の処置、抜歯、口腔・顔面の外傷処置、専門的口腔ケアなどとつづきます。 訪問歯科診療の対象者は、在宅等で療養を行っており、疾病、傷病のために通院による歯科診療が困難な方が対象になります。在宅や介護施設の場合は、担当のケアマネージャーへ病院医入院中の方は、担当看護師へご相談ください。
 安全に安心して歯科訪問診療を受けていただくために、医科の先生方と情報を交換し連携をとっています。ケアマネージャー、看護師など医療や介護の専門家との連携も行っております。

介護保険への積極的理解と協力
 介護支援専門員実務研修受講試験に当院の歯科医師、歯科衛生士が合格しており歯科医療だけでなく、介護保健を理解することにより医療と介護の連携を強化しております。

13:高齢者・有病者に対する歯科治療

 西暦2020年、日本の人口の約4人に1人は高齢者になると言われており、 確実に超高齢社会は近づいてきております。高齢者の患者さんは何らかの疾患を持っていることが多く、 歯科治療で当院を訪れる人にも同じようなことがみられます。 そうした患者様に対して当院では細かい問診や内科との情報交換、モニタリング(全身管理下治療)を心がけております。
 また、緊急時におけるスタッフの訓練や静脈内鎮静法下の治療も行っています。 それらの治療が不可能な場合には当院に入院、全身麻酔下における集中治療も行っております。 有病者の方でなくても、歯科治療恐怖症の方や嘔吐反射の強い方にも、静脈内鎮静法下において苦痛や緊張、不安を和らげながら治療が受けられるよう努めております。

14:障がい者(児)に対する歯科治療

 知的障がい、身体障がいを持たれている患者様には、通常のどおりの対応では診療がスムースに受けることができない方も少なくありません。当院では、できる限り患者様に精神的、肉体的なストレスを少なくし、安全に診療を受けていただくよう心がけています。治療が苦手な方には、笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法下で治療や口腔ケアを行っています。また、処置数が多い場合や上記鎮静法が奏功しなかった場合は、全身麻酔下で集中治療(日帰り)を行っています。治療終了後は、むし歯の再発や歯周病の進行を予防するために、定期的に口腔ケアを行っています。患者様が自立してセルフケアを行えるよう、様々な工夫をしながら支援しています。
 また、地域連携の一環として、当院からくまもと芦北療育医療センターに歯科医師を2名派遣し、重症心身障がい者の方々への歯科診療も行っています。

診療中

15:各種健診事業による地域歯科保健の確立・健康教育事業への参加

平成9年6月より日赤健康管理センター人間ドックに歯科検診が導入され、当院が全面的に協力を始めました。
人間ドック受診者の歯科検診を基本検診として位置づけ、歯、歯肉、粘膜、顎関節、咬合を含めて検診を行っています。 特に口腔の癌、前癌病変は視診、触診が可能なことから、 早期癌の発見を第一としています。検診してよくわかることは、歯周疾患に罹患している方がほとんどということです。時間やお金をかけて治療したものが長く機能し、 健康を保つには必ずしも歯科医院に頻回に通うことではなく、家庭で、会社で、個人で、その人に合った歯・口の健康づくりを常日頃行うことが必要なのですが、 まだまだ口腔保健の啓発が不足しているのが現状のようです。 今後いかに歯周疾患にアプローチしていくかが、依然として課題のように感じます。
健康づくりに定期的な健康診査が必要であるとの認識が高まっています。しかしながら、歯科に関しては制度的にも、皆さんの気持ちの中でも低調なのでしょうか?
また、当院では、学校歯科検診に熱心に取り組み、指導を兼ねて行い、学校保健会にも積極的に参加し、児童・生徒の健康づくりに歯科医として提言しています。
加えて、企業内での社員の健康づくりに役立つ歯科診査、指導を行っています。さらに地域での老人会(黒髪老人会)の中での講話や研修会にも積極的に参加し、健康増進に役立つよう心がけています。

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16:学術研究発表

毎日の臨床をよく記録し、整理を行い、評価することは臨床そのものが充実・発展する上で大切なプロセスです。どんな小さな問題も見逃さないように、そして得られた結果をまた診療に活かすことが臨床水準を充実する基本です。
さらにこれらを専門の学会で発表し、それぞれの先達から批評、指導、助言を受けることは私達の臨床を支える大きな力になります。
これを論文として発表できれば多くの先生方とその知識、技術、考え方を共有化することとなり、歯科医学の発展に寄与することになります。
当院では学会での発表、医学論文として発表を定期的に行っています。
どうぞ、興味のある方は「学術研究発表」の欄をご覧ください。

  <過去の学術研究>   <近年の学術論文発表>   

17:歯科医師研修事業

 平成8年歯科医師法が改正されて歯科医師臨床研修制度が法制化され、平成9年4月から歯科医師臨床研修が始まりました。この制度下においては、1年以上の臨床研修が努力義務化されていましたが、必修化はされていませんでした。そこで、歯科医師の資質のさらなる向上をはかり、歯科医師としての基盤形成の時期に、研修歯科医が臨床研修に専念できる環境を整備すること、研修歯科医が臨床歯科医師として患者中心の全人的医療を理解した上で、歯科医師としての人格を涵養し、総合的な歯科診療能力を身につけ、臨床研修を生涯研修の第一歩とすることを目的として、平成17年6月に歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令が公布・施行され、平成18年4月から新歯科医師臨床研修制度が必修化されることになりました。
 当病院は、歯科医師臨床制度が義務化された平成18年度から、単独研修方式、管理型研修方式と日本大学歯科病院、九州歯科大学病院、 九州大学病院、福岡歯科大学医科歯科総合病院、鹿児島大学病院との複合型研修方式による研修を行っています。
研修の目的は、歯科医師国家試験合格後の歯科医師に対して、一般歯科診療に従事しうる基本的な診療能力(態度、技能および知識)を修得させ、 高い倫理観と豊かな人間性を有し、患者に信頼される臨床歯科医師を育成し、生涯研修の第一歩とすることであります。
当病院では、各種歯科疾患はじめ、口腔外科疾患、インプラント、顎変形症、歯列不正、などの症例が豊富で実践的研修が可能で、コミュニケーションスキルを重視した、 診断から治療まで一貫した基本的臨床能力を身につけることを特徴としています。
1年目は厚生労働省歯科医師臨床研修制度で行なわれますが、それ以後は伊東歯科口腔病院独自のシステムで行なわれます。 2年目は基本的総合臨床を履修、3年目以降は一般歯科臨床とともに専門的知識や先進的歯科医療を通して認定医や専門医を目指します。
当病院は、日本口腔外科学会、日本矯正歯科学会、日本歯周病学会、日本歯科麻酔学会、日本障害者歯科学会の研修指定医療機関に指定されており、 各学会の認定医、専門医の資格が取得できます。現在、歯科医師臨床研修指導医は各分野(歯科口腔外科、矯正、歯周病、歯科麻酔、障害者診療)の指導者が在籍し、 研修歯科医の教育、指導にあたっています。

これまでの研修医一覧

1期生(平成9年度) 入佐弘介、冨永裕美
2期生(平成10年度) 関光輝、後藤俊秀、伊東博美、北夕貴子
3期生(平成11年度) 寺崎恵多朗、山田貴之
4期生(平成12年度) 中山啓、森野茂
5期生(平成13年度) 大川伊織、野中憲昭、五島嘉人、大野敦香、松江彦兆
6期生(平成14年度) 藤本拓司、濱崎貴光、森尚子、秦雄一郎、山口顕広、五十嵐祐史
7期生(平成15年度) 山口佳奈子、西田くるみ
8期生(平成16年度) 五十嵐まりこ、石井浩一郎、植木猛士、岩永知大、深水康太郎、裵福泰
9期生(平成17年度) 笠原貴仁、等々力珠代、長谷川綾、佐藤麻子、滝口晋平、斉藤健一
10期生(平成18年度) 井口佳太、前田大輔、高田勇生、那須正義、秋本貴子、山尾康暢、上山貴史、兼松めぐみ、山本晴子、川本敏雄、 金氏毅、神谷順子、松原良太
11期生(平成19年度) 濱津明香、賴藤千愛、植木修平、冨沢文明、本岡路都子、井上真理子、吉田覚、竹中誠一郎、宮城正己
12期生(平成20年度) 小野恒佑、大内雅博、白土博司、高岡昌男
13期生(平成21年度) 上田真由美、山田恭子、安野貴美恵、羽原幸司、池田圭、谷本栄仁、久保慶朗、秦省三郎、真下貴之、遠藤善孝、森谷智基実
14期生(平成22年度) 熊野毅、小池智子、古賀喬充、日高絵理、久保洋平、白土康司、
野口紗耶香、野口健志、吉元苑巴、佐藤香
15期生(平成23年度) 飯盛美豊、匠原健、木村倫子、川原絵美、東克匡、篠原綾乃、板家智、藤田隆寛
16期生(平成24年度) 平田貴裕、箕田竜也、野田一樹、泉健太郎、古園大気
17期生(平成25年度) 門脇加奈、古宮宏記、古川みなみ、山本毅、松尾勇弥、梶田倫功
18期生(平成26年度) 今村圭吾、有薗ケイラ、牛島祥子、津田礼彰、竹部史朗、豊田大輔、水野晃、中尾優子、吉富貴博
19期生(平成27年度) 甲斐悠太、島村怜、楠橋由規、仲里尚倫、織田祥太、澤岻沙由季、安東祐季、大田吉宏、笠孝成
20期生(平成28年度) 右田柔志郎、川島みなみ、田口香織、義村泰蔵、宮津有貴子、田宮慎太郎、吉野紗友美
21期生(平成29年度) 溝口千乃、長田明子、藤本泰徳、高木智尋、鬼頭孝行、中西志帆、杉村留奈、小牧博也、田上裕梨、廣田雄軌
22期生(平成30年度) 嶋田済、大谷菜帆、工藤円、安田梨沙、関根ひとみ、桂田祐慎、有輪七海

18:国際交流

 国際交流、この頃よく耳にする言葉ですが、歯科の世界では特に大学を除いてはあまり縁がないように思われます。 その中で当院は熊本県、熊本市の友好都市関連で国際交流を積極的に行っています。特にアメリカ合衆国サンアントニオ市と中国広西壮族自治区との交流は、 学術的なことのみでなく家庭的な交流や、熊本-広西歯科医療交流協会のように本格的な交流まで幅広く展開しています。
学術的な交流では、熊本市政100周年人づくり基金の補助を受け、1993年4月から1ヶ月間、院長、西村賢二、和久田哲生先生の3人の先生でテキサス大学サンアントニオ校歯学部の顎顔面口腔外科教室を中心に見学研修が行われました。3人はサンアントニオ市の名誉市民の称号をいただきました。その2年後には同大学の顎顔面口腔外科教室の教授であるバンシックルス先生が当院の創立記念会の特別講演のため来熊されました。これらの交流によって特に手術手技において進歩的なことが導入され、患者さんの入院期間が大幅に短縮できるなど質の高い医療につながりました。
熊本ー広西歯科医療交流協会では主に不足している歯科診療チェアー広西壮自治区に送り、その活用状況の視察などが行われています。また1995年には広西壮族自治区人民医院口腔科、覃迪生先生を3ヶ月間、民間ボランティアを交えて留学のお世話をすることができました。
ICA研修事業で2000年8月~9月にわたり、ブラジル、ヴィトリア市開業の高崎精介先生が当院でのインプラント研修を希望され、多くのインプラント植立手術、口腔外科手術を見学されて帰国されました。
2003年にはチュニジアに岸田剛先生が2004年には鬼塚澄江看護師、2005年には中村純子看護師、2015年には加納淳子看護師、2016年には池田睦実看護師が国際医療派遣団の一員として医療活動に携わった。2006年9月には熊本県海外技術研修員等受入事業においてボリビアより藤井弘幸先生が当院で研修を行いました。た、2008年9月にはブラジルより西坂アンドレイ幸二先生が研修を行ないました。このように関係諸機関の協力により世界を間近に感じる機会が与えられていることに感謝しています。

サンアントニオ市 テキサス大学にて
修了証を手ににっこりの高崎精介
(ブラジルヴィトリア市開業)先生
ボリビアより研修:藤井弘幸先生

医療法人伊東会

伊東歯科口腔病院

〒860-0851熊本県熊本市中央区子飼本町4番14号

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